2015年の夏は、大変多くの方とお会いする機会があり充実した時間を過ごせています。

そんな中、自宅に帰宅した際に、ポストの中に、ある証券会社のパンフレットと共に、

その証券会社が取り扱う毎月分配型投信の形式利回りランキン上位25銘柄がまとめられたチラシが入っていました。

ぱっとその一覧をみただけでは、まだ投資の知識が薄い私には何が書いてあるのかがよくわかりません。

そこで、理解を深める為に、そこに書かれている内容をひとつひとつ調べてみることにしました。

毎月分配型投信の形式利回りランキング

(※いちおう、チラシ作成している証券会社はふせておきます。)

投資用語をひとつづつ理解を深める為、調べてみました。

「投信」とは、投資信託=ファンドのことです。

「毎月分配型投信」とは、毎月ごとの決算日に配当が分配される投資信託のことです。

このチラシには、某証券会社が取り扱う毎月分配型投信の形式利回りランキングが上位25銘柄分掲載されていました。

その1位は、下記の銘柄です。

※2015年8月20日時点で掲載されていた情報です※
▼△▼△▼△▼△▼△
運用会社名:岡三
銘柄名:アジア・オセアニア好配当成長株オープン
商品分類:海外株式
直近分配配当(税引前):75円
基準価格:3,810円
形式利回り:23.62%
<<8/10との比較>>
累積リターン1年:6.74%
累積リターン3年:74.71%
純資産総額:8,163.81億円
8/10との比較→-210.05億円
決算日:毎月10日
▼△▼△▼△▼△▼△

上から順番に理解していきます。運営会社名は、その名のとおりこの投資信託を運用している会社になります。岡三とは岡三証券のことでしょう。岡三証券の公式ホームページにもこの投資信託のページがありました。銘柄名は投資信託の名称ですね。商品分類の海外・株式とされているのは、投資対象が海外の株式市場ということです。

★アジア・オセアニア好配当成長株オープン│岡三証券★アジア・オセアニア好配当成長株オープン│岡三証券
http://thp.qmues.com/

【直近分配金】とは、口数に対する毎月の分配金ということです。この時点でのこの投資ファンドの【基準価格】が3,810円ですので、直近分配金が75円で、計算するとその利回りは、約2%ということになりますか。

次にある【形式利回り】というのがわかりにくかったのですが、チラシの裏にその解説が記述されていましたので、掲載します。
———-
【形式利回り】は、預金や債権の利率、利回りとはまったく異なる性質のものです。
当表の形式利回りは、以下の計算方法で算出しています。
形式利回り(%)=直近分配金(税引前)×12ヶ月÷基準日現在の基準価格×100%
直近分配金(税引前)は過去の実績であり、基準価格は購入時のものではありません。
形式利回りは、直近分配金が一年間継続して支払われ、計算に用いた基準価格が一年間変動しなかった場合の過程の利回りです。
その為、実際に得られる利回りや将来の期待される利回りとは異なります。
また、申込手数料およびボーナス分配は含まれておりません。
———-

こういったわかりづらい計算式が一体なにを意味するのかを理解するのが難しく感じられますが、ひとつづつ理解すれば、それほど難しいことではありません。わかりづらいからと、理解から逃げると、後々、それは、投資の失敗要因となります。

このチラシでは、【形式利回】は、23.62%となっていましたので、これを計算式に当てはめてみます。

形式利回り(%)=直近分配金(税引前)×12ヶ月÷基準日現在の基準価格×100%
↓(数字を当てはめてみます。)
形式利回り23.62%=直近分配金(税引前)75円×12ヶ月÷基準日現在の基準価格3,810円×100%

大切なのは、12ヶ月をかけていて、ここでいう【形式利回り】は、現状どおりいくのならという、あくまでも仮定の数値です。
チラシを作成した証券会社としては、わかりやすく数値をデータで掲載したのだと思いますが、正直わかりづらい数値です。

さらに、次は、どんどんわかりにくくなります。

【累積リターン】の数値の計算についてもチラシの裏に解説されています。
———-
【累積リターン】は、分配金(税引前)を加味して計算した月次リターンを、過去一定期間累積計算し、各期間に該当する期間収益率を算出しています。当該実績は過去のものであり、将来の運用実績を保障するものではありません。
例えば6ヶ月の分配金(税引前)を加味した月次リターンがそれぞれ、3%、4%、5%、2%、3%、4%だった場合、この6ヶ月の累積リターンは、累積リターンは、1.03×1.04×1.05×1.02×1.03×1.04と計算されます。
利回りランキングの累積リターンは、QUICK Astra Managerの累積リターンの数値を記載しています。
———-

と、解説されていますが、最後のQUICK Astra Managerとは、何のことなのか説明がありませんでした。
ネットで検索して調べたところ、株式会社QUICKが提供する「Astra Manager」と呼ばれる、資産運用に必要な情報と分析ツールを搭載した“新”総合情報サービスがあるようでした。証券会社もこういった投資情報サービスを利用していることがわかりました。
これはこれで、どれくらい情報の精度が高いのか気になるところです。

★累積リターン1年:6.74%
※この累積リターンが1年で6.74%ということは、12ヶ月で計算すると、月次リターンは約0.55%?あってますか?^^;
★累積リターン3年:74.71%
※3年間は36ヶ月です。36ヶ月で計算すると、月次リターンは約1.55%であってますか。ちょっと自信ない。

正直、上の計算があってるかどうかちょっと自分の知識不足でわかりません。。。
ただ、これと直近分配金の利率とを比較してみると、ここ最近は、よい利回りで運用されていることがわかります。
この累積リターンをみれば、なんとな~くここ最近の利回りの流れが見えるということでしょうか。

【純資産総額】というのは、この投資ファンドが、総額どれくらいのお金を運用しているのかを表す金額です。
ここでは、8,163.81億円とありましたので、かなりの金額を運用していることがわかります。

このチラシの5位にランキングされていた、新光証券のUS-REITオープン(愛称:ゼウス)という投資ファンドは、総額約1兆3,186億円の純資産運用しているとありました。いつも思いますが、投資ファンドの運用金額の多さには驚かされます。

そして、最後の8/10との比較→-210.05億円という数値は、その純資産額の増減を記した数値ですね。

投函されていたチラシから、ここまでの情報を知ることができます。
チラシに掲載されている他のランキングされていた投資ファンドの、純資産額は、すべてマイナスになっていました。
おそらくですが、これは、投資されるお金が市場からでていっていることの現れなんでしょう。

中国株式市場の株安からの世界的な株安傾向もこのチラシが投函された頃にありましたので、それも影響してるんだと思います。

いつになく長文となりましたが、ここに掲載した内容が正しいかどうか、自信がちょっとないですね。。。
もし投資ファンドに詳しい方がみて、間違いがあれば、指摘してもらえればと嬉しいです・。

ただ、投資についてのことを理解することはとても面白いのでこういった投稿は今後もやっていきます^^

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投資家のたまごアムリッチ

投資家のたまごアムリッチ

1000万円の資産運用について真剣に考える投資家のたまごです。血液型はA型で動物占いはぞうさんです。投資を知れば知るほどリスクの理解が大切であることに気づく今日この頃。普段はすべて自分にとって何が幸福感に結びつくのかを選択の基本にしています。決して楽をしたい訳ではないんです。何もしなくても不安になるくらいなら、なんでもやっちゃいましょうよ。未来を選択しましょう。安全にお金増やす方法ブログの管理人です。